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フェレットの基本

 フェレットは第三のコンパニオンアニマルとして人気がある、とってもかわいらしい動物です。ここではフェレットについての基本的な事を紹介しています。
あくまでも基本ですので、フェレットマニアになりたい人は書籍等で調べる方が良いと思います。(英語が読めれば海外のサイト等も)そうすればさらに詳しくフェレットの基本を知る事ができるでしょう。

このページでは書籍で紹介されているような情報は最低限にし、フェレット飼いにしか分からない、一飼い主の目から見たフェレットの基本を紹介したいと思います。

 ▼基本知識

 こんなに小さくかわいいフェレットですが、れっきとしたイタチ科の肉食獣です。大昔は基本的にウサギやネズミを捕って暮らしていたそうです。もちろん現在ペットとして飼われているフェレットは改良されているので、そういったものを食べていたとは考えられないようなおとなしい仔ばかりです。かわいくて頭がよく、その愛嬌のあるしぐさ、いでたちから、はまってしまうフェレットフリークの方がたくさんいらっしゃいます。

 ▼フェレットの特徴1

 「フェレット」と一口に言っても、いろいろな種類のフェレットが存在します。白いコや黒いコ、パンダみたいなコ等、非常にたくさんの種類がいますので、もしフェレットを飼うことになったらきっと迷ってしまう事でしょう。しかし、見た目が違ってもフェレットの基本的な習性や行動等はあまり変わりません。もちろん多少の個体差はありますが、以下がフェレットの基本的な性格と言えます。それらと個々の性格が混ざり合い、いろいろな特徴を持つフェレットが存在する事になるのです。

フェレットの基本的な特徴としては、
  • 「遊び好き」
  • 「好奇心旺盛」
  • 「よく寝る」
  • 「かしこい」
  • 「あまり鳴かない」
といった所でしょうか。

この中の「あまり鳴かない」という事が、マンション住まいで動物を飼いたいけれど飼えない方のフェレット人気につながっているのだと思います(それでも隠れて飼う事になるとは思いますが)。しかしそれも個体差があり、結構大きな声で鳴く仔もたまにいるようです。

フェレットを実際に飼ってみると、あまりの「好奇心旺盛ぶり」に手を焼く方も多いのではないでしょうか。基本的にはなんにでもすぐに興味を示し、新しい物を発見すると必ずくんくんにおいをかいで調査するのが特徴です。他にもカーペーットやベッドの下に潜りこんだり、「こんなとこどーやって入ったのー!!(悲鳴)」というような狭い隙間に入り込んだり...。

そういう危険があるかもしれない箇所には行けないように完璧にガードしなくてはいけません。(でもガードしたからといって侮れないんですよ...)はっきり言って、世間で言われるほど飼育は簡単ではありませんが、このわんぱくな楽しい性格がフェレットの特徴であり、大きな魅力の一つだと思います。

 ▼フェレットの特徴2(あまりよくない特徴)

 もちろんいいことばかりではありません。フェレットの良くない特徴も挙げておきます。

  • 「暑さに非常に弱い」
  • 「噛み癖がある場合が多い」
  • 「くさい...?」

フェレットはとても暑さに弱い動物です。それは発汗が生後二週間程で出来なるなる事に起因します。発汗が出来ないという事は、汗の蒸発によって体温を下げる事ができませんので、体温調節が出来ないという事なのです。よって気温30度程度でも命に関わる事になります。(直射日光だと27〜8度でも危険)地域にもよりますが、基本的に夏はエアコンをほぼつけっぱなしにしなければいけません。「エアコンなんてもったいない、けせけせ!」とかいうお父さんがいる家では(けっこういるハズ)絶対飼えないでしょうね。

また、噛み癖に関しては個体差があり、お迎えした時からほとんど噛まない仔もいれば、やばいくらい凶暴な仔もいます。フェレットはくにゃくにゃした見かけによらず、とても強い力をもっている動物です。生後三ヶ月の仔でも人間を出血させることは簡単にできますし、成獣のフェレットならば本気になれば人間の手に穴をあける事もできるでしょう。(あくまで本気になればです、普通に飼育していれば基本的にはそういうことはしません)

もちろん、愛情を持った上で上手にしつけをしてあげれば必ず甘噛みしてくれるようになりますし、前述したとおり最初から噛まない仔もいますので、怖がる必要はまったくありません。一般的にマーシャル社のフェレットは噛み癖が少ないといわれています。(でも基本的には噛み癖を直すのは飼い主さんのしつけ次第です。)

臭いについては賛否両論です。独特の麝香(じゃこう)の臭いがするのが特徴で、好き嫌いが分かれるみたいです。一般に売られているフェレットは、臭腺(臭いのもと)の除去手術が済んでいる場合がほとんどなので、強烈な臭いはないはずですが、それでもダメな人はダメみたいです。もちろん慣れているってこともあるでしょうが、私はフェレットの(っていうかうちの「もも」の)においが大好きで、嗅ぐと心が休まります。(笑)

 ▼フェレットの体格

 成獣のフェレットの体長は、尻尾を除いておよそ50センチ前後。体重は1キロ弱から2キロ超えの巨体もいます。基本的にはオスの方が若干大きめになるようですが、去勢されているフェレットはそれ程大差はないようです。(ちなみに一般に出回っているフェレットはほとんど虚勢手術が済んでいます。)また、フェレットの生まれた場所(ファーム)によっても体格に特徴があります。

 ▼フェレットの生活パターン

 フェレットの一番特徴的な性質でもありますが、生活パターンの大部分を占めるのは「寝る」という行為でしょう。個体差や環境にもよりますが、基本的にフェレットは一日のほとんどを寝て過ごします。飼育している人は誰もが一度は「フェレットは人生損してるんじゃ...」と思う事でしょうね。でもこの幸せそうな寝顔を見ているだけでも癒されまくりです。しかし寝てばっかりと言っても、一旦起きるととっても元気良く遊びます。食う!寝る!遊ぶ!これがフェレットの生活パターンの基本です。

 ▼フェレットの魅力

 フェレットの魅力はなんなのでしょう。前述したとおり、見た目のかわいさやわんぱくな性格も魅力ですが、個人的にはしぐさにあると思います。フェレットにはたくさんのしぐさがあります。見ているだけで笑ってしまうようなしぐさ...なんだかうれしくなってしまうようなしぐさ...すさんだ心が洗われるようなしぐさ...。ちょっと大げさかもしれませんが、私は生きている喜びや元気を分けてもらっていると思います。もしこれからフェレットを飼ってみようかなと思われている方は、どうか責任を持って飼ってあげてください。飼育は楽ではありませんが、愛情を持ってフェレットに接してあげればその何倍もの余りあるお返しをもらう事が出来るハズです。

フェレットの基本

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