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フェレットを飼う事のマイナス事項

フェレットを飼うという事はいい事だけではありません。ここではフェレットを飼う事で起こるマイナス事項を紹介しています。飼育後に、知らなかった、こんなはずではなかった...とならない様に、フェレットを飼う事を検討しているのならば是非知っておく必要があります。

 ▼フェレットを飼うのにはお金がかかります。

とりあえずお金がなくては、どんなに愛情があってもフェレットを幸せにしてあげる事は出来ません。

以下フェレットを飼うにあたっての費用を挙げてみます。
  • 初期費用...生体代金やケージ等の必要品[5万〜10万]
  • フード代...毎月 [2000円]
  • 動物病院診察代...一回最低[1000円]
  • フィラリア予防薬...五月〜十二月[8000円]
  • 予防接種代...年一回[6000円]
  • トイレの砂...月[1000円]
  • 毛玉除去剤...年二個[3000円]
  • フェレットバイト...年二個[3000円]
  • エアコン代...地域により[???]

上記金額は一例ですが、少なくともこれ以上はかかります。意外と安いと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それは大きな間違いなのです...

フェレットを飼う事で一番お金がかかるのは、実は医療費なのです。なぜならフェレットは腫瘍やガンなどに比較的かかりやすい動物であり、一生のうち2/1以上の個体はなんらかのガンにかかるといわれています。フェレットのガンは早期に発見すれば完治するものも多いため、些細な状態の変化でも病院に連れて行くべきであり、定期健診もすべきです。万が一病気が見つかった時は投薬や手術が必要になり、数万円、数十万円とかかることもあります。例えばフェレットに特に多い病気として「副腎腫瘍」がありますが、手術費用は二十万前後必要になります。

私も含め、貧乏人は飼う事ができないというわけではないですが、やはりある程度の経済的余裕が出来てから飼う事をオススメします。当然ですが、「なんで2万円で買ったフェレットに何万円もの病院代をかけなければいけないんだ」とか言う人は、飼うのは止めた方がいいでしょう。

とりあえず頭に入れておきたいのは、フェレットは生態自体が安くてもランニングコストの方にお金がかかる...ということです。いくらペットショップで安売りしていたからといって、本当にお金がかかるのは「その後」なのです。

 ▼あなたの時間を削らなければいけません

フェレットは生き物ですから、飼うにはそれなりのお世話が必要です。今現在、自分の時間にゆとりがありますか?ゆとりがないとお世話がてきとうになったり、フェレットが悪い事をするといらいらしてしまうでしょう。フェレットを飼う為にはお仕事の後の付き合いを削るなり、恋人とのデートの時間を削るなり、時間を工面しなければならないという事を理解しておかなければなりません。逆にフェレットを飼育し始めたら早く家に帰りたくなる人もいるかもしれませんが(笑)

 ▼旅行に行くのに制約ができます。

フェレットがお留守番できるのはせいぜい朝から夜までです。もしもほったらかしてしまうと、ストレスからケージの中をぐちゃぐちゃにしてしまったりします。「フードとお水はたくさんあげといたから2〜3日くらい平気でしょ?」ということは絶対にありません。フードだってそんなに放置していたら酸化してフェレットの毒になってしまいますし、お水だって2〜3日前から常温放置してあるものは誰だって飲めないはずです。

もし旅行に行くのならば、信頼できる知人やペットシッターを頼みましょう。そうすれば大丈夫な事は大丈夫なのですが、それでも外出の制約になる事は間違いないでしょう。ちなみに私の場合だと、友達付き合いが悪くなってしまったように思います。友達の家に泊まったり、朝まで遊ぶ事も出来なくなったからです。(どんなに飲み会が盛り上がったとしても帰らなくてはいけないのです!)私はフェレットを飼うことで「厄介だ」とかは決して思いませんが、お友達を大切にしたい(若い方は特に)、外出しがちな一人暮らしの方には、フェレットを飼う事は重荷になると思います。

 ▼寝不足になる?

フェレットはケージの外で遊ぶのが大好きです。時には真夜中でも遊びたくなってしまう事もあるかもしれません。うちのフェレットも、私が寝ている時でもケージをがつんがつん噛みながらだせだせコールをした時期もありました。その時もし出さなかったとすると、ケージをずっと噛み続けますから牙を折ってしまう可能性も出てきます。(折れると歯髄炎になりかねません)私は仕事柄、いつ寝てもやる事をやっていれば良い仕事ですから、起きてフェレットを出してあげればいいですが、そうでない人が私と同じような状況になったらどうしますか?一部屋しかない家でフェレットを飼うのならば、そういったこともあるかもしれないという事を考慮した方が良いと思います。もちろんしつけることも可能ですが、一朝一夕でしつけられるものではありません。

 ▼フェレットは意外とうるさい

 フェレットはあまり鳴かないのでマンションやアパートでも飼うのに適している...そう言われていますが、これは全てのフェレットに当てはまるわけではありません。ベビーの時には寂しくて鳴いたり、上記のだせだせコール時のケージを噛む音も結構凄まじいものがあります。(真夜中にやられたら間違いなく響く!)もちろん遊ぶ時も、興奮するとすごい勢いで走り回りますのでうるさいです。壁の薄いアパートに住まわれている方は音が伝わる事を覚悟しておいた方がいいでしょう。

フェレットを飼う事のマイナス事項


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