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飼育を検討中の方へ

 フェレットと暮らす毎日はとっても楽しいものです。しかし、「飼育する」という事は「その仔の人生に責任を持つ」という事でもあります。ただ見た目がかわいいからといって、衝動的に飼育すべきではありません。本当に本当に良く考えてから飼育する事をお勧めします。特に考慮に入れなければならないのは「フェレットを飼う事で起きるマイナス事項」です。初めてフェレットを飼育される方は、良いことばかりではない事を理解し、それらも受け入れられるかを検討してみる必要があります。

 ▼本当にフェレットを飼育できるか考える

まずフェレットを飼育するための必要事項をチェックしてみましょう。

  1. 最低限のお金がある。
  2. 毎日のお世話を欠かすことなくできる。
  3. 一日最低でも一時間以上はケージの外に出してあげられる。
  4. 食べ物や異物を散乱させないように常に努力できる。
  5. 危険な場所封じのために、多少見た目が悪くなってもお部屋の改造ができる。
  6. 暑い時、エアコンを24時間つけっぱなしにできる。
  7. フェレットを診れる(理解している)動物病院が近くに最低でも一つ以上はある。
  8. 飼い主にとって不利益な事をしてしまっても、短気にならず、優しくしつける事ができる。

詳細については「フェレットの飼育に必要なチェック事項」にまとめてみました。もし上記に一つでも不可能な点があるのなら、フェレットを不幸にしてしまう可能性があります。

 ▼フェレットを迎え入れる前に

上のチェック事項が全てOKだったのならば、いい飼い主さんになれる可能性十分です!お目当ての仔がいるのならすぐにでも迎えに行きたいでしょうが、その前にやっておくべき事があります。とりあえずは、行って欲しくない所(テレビの裏や狭い隙間等)や危険な所は何かでふさいでおきましょう。それと、床に何も落ちてない様に掃除をしておく事も忘れずに!まずは仮の飼育環境を整えておく事が重要です。

また、フェレット用品も前もって揃えておいたほうが良いでしょう。フェレットを買いに行く時にまとめて買うと重いですからね。飼育には以下の物が必要になります。

フェレット購入時に必要な飼育用品
ケージ、ハンモック、トイレ容器、給水ボトル、ご飯皿
キャリー、ナスカン、温度計、今まで食べていたフード
のちに買い揃えたい飼育用品
フェレットバイト、おもちゃ、トイレ用スコップ&小さなバケツ
ビターアップル、シャンプー、フェレット専用の毛玉除去剤
フードストッカー、イヤークリーナー、グルーミング用ブラシ

これらの用品はたくさんの種類が発売されているので、最初はどれを買ったらいいのか迷ってしまうでしょう。このサイトで私が使った事のあるグッズの紹介もしていますので、そちらを参考にしても良いと思います。さぁケージのセット等の飼育環境が整ったらフェレットをお迎えに行きましょう!!

 ▼フェレットを買いに行く

 フェレットは最近いろんなお店でもみかけるようになりましたが、飼育経験のない方はフェレット専門店で買う方が絶対に良いと思います。やはり専門店の方が店員さんの知識が豊富ですし、なによりそこでのフェレットの扱いが良い事にあります。それに、犬も置いてるペットショップだと感染症を持っている可能性も増えるでしょう。(経験者!)とにかく専門店でないショップは、フェレットに対して適していない扱いをしている事をよく目にしますし、お金になる犬や猫の方にしか力を入れていない事が多いです。自分にフェレットの知識と経験があればお店を見極める事は出来ますが、とりあえずは専門店が無難です。お店を選んだ上で、どんな子を選んだらよいかは「フェレットの選び方」を御覧下さい。

そうそう、フェレットを連れて帰る際におそらく入れてくれるダンボールは、ご丁寧にペットシーツ等が敷いてあったりして誤食の危険があったり、もしくは脱走の危険もあったりします(またもや経験者...)キャリーを持っていくか、いっしょにキャリーも購入してそれに入れていった方が絶対安心です。どうせキャリーは必ず必要になりますから、早めに買っておいて間違いはないです。それよりも、「購入してすぐに誤食→腸閉塞→手術費用10万円」や、「購入→脱走→行方不明」になってしまったらしゃれになりません。

最後に忘れてはならないのが、そのお店で食べていたフードもそこで購入しておく必要があります。今までショップで食べていたフードと違うと、用心して食べない可能性があるからです。

 ▼フェレットを迎え入れたら

 まずは家に慣れさせる事が最重要です。触りたいのはやまやまでしょうが、静かで温度も20度前後の快適なお部屋のケージの中へ入れてあげてください。おそらく、周りをくんくんして臭いを確認しまくるか、異常に興奮して暴れているかだと思います。とりあえず最初にやるべき事は、お水が出る場所を教えてあげる事です。新鮮なお水を給水ボトルに入れて、指先でボールの部分を何回か押して水が出ていることを確認してから、「ここがお水の出る所ですよ」と教えてあげてください。

そしてフードですが、生後3ヶ月以内の仔なら水かぬるま湯にふやかした(熱湯は×)通称「ふやかしフード」をあげましょう。硬すぎると食べられなかったり、消化不良のフードによって肛門が腫れたりしますから気をつけてください。また、水分が多いフードはとても腐りやすいので、少しずつこまめに与えましょう。

ベビーの時の対応はちょっと難しいので、本でフェレットの飼育を勉強した方が絶対にいいでしょう。最初にショップの店員さんがアドバイスしてくれるでしょうが、専門店でないペットショップの店員さんの場合だと、ちょっと不安です。良い本を一冊持っていると、それだけでも飼育に必要な知識が得られるので大変役立ちますよ。それにフェレットの本は眺めているだけでもかわいい写真が多いので面白いです。私が読んだオススメの本もこのサイトで紹介していますので参考にしてくださいね。



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